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2018.04.30 Monday

slow learner #61

 

Honesty is such a lonely word

 

Everyone is so untrue

 

Honesty is hardly ever heard

 

and mostly what I need from you

 

 

ビリー・ジョエル

『Honesty』(1978)

 

 

 

 

 風薫る季節でございます。わたくし最近めっきり退行が進んでおりまして、暇さえあれば子どもの頃の音楽ばかり聴き呆けております。今回取りあげたのは、杉真理さんの1982年のシングル、『バカンスはいつも雨』です。当時CMに乗ってTVから流れて来た、そのマージー・ビートへのオマージュにあふれたサウンドは、子ども心にも強いインパクトがありました。SE以外は、例によって全パート頑張ってみました。よろしかったらどうぞ。

 

 

 杉さんは以前インタビューで、「ビートルズとかもう古いよとか、もっと売れ線を狙おうとか、余計なこと考えずに、自分が大好きだった音楽からの影響を隠さず正直にやるのが結局一番大事」といった主旨のことをおっしゃっていました。BOXやピカデリー・サーカスとしての活動含め、現在までその姿勢はまったくぶれていませんね。どんなに年を重ねても杉真理の音楽がいつまでも瑞々しいのは、そういった、自分にウソをつかない「正直さ」をキープし続けているからだと思います。それがファンに対する誠実な態度にもつながっているのでしょう。なかなか出来ることではありません。おなじみのおやじギャグも含めて尊敬いたします。

 

 

閑話休題

 


 人間に出来て人工知能に出来ないことというのがあって、それは「ウソをつくこと」なんだそうです。ことほど左様に「ウソをつく」ことはきわめて人間的な営みなのであり、だからこそ、わたしたちは子どもの頃から「ウソをついてはいけない」と教えられるのです。もしも、みなが欲望のままにウソをつきはじめたら、この社会はもちません。共同体を回していくためには、道義的な意味だけではなく、功利的な観点からも「ウソをつくこと」はタブーなのです。

 


 もちろん、人はウソをつきます。ウソも方便であります。全部ホントばかりだったら息苦しい。人が人であるためには、時にウソをつかなければならない。だからこそ、「自分を大きく見せるためのウソ」や「我が身を守るためだけのウソ」は、極力つつしまなければなりません。ちょっとしたウソを誤魔化すために、新しいウソをつく。そのウソがまた別のウソを呼ぶ。自分でもどこまでが本当で、どこからがウソだったのかわからなくなって、気がつくと雪だるまのようにふくれあがったウソに崖っぷちまで追いつめられている。そんな「ウソの無限ループ」に落ち入らないためにも。

 

 

 「ウソをついてその場を切り抜ける」とか、「とりあえず強弁して勝ったようにみせる」というのは、タコが自分の足を食っているようなものです。本邦エスタブリッシュメントたちの惨状を見るにつけ、「正直であること」、さらに言えば「正直でいられるような環境を作るよう努めること」が、じつは最大のライフ・ハックなのだなとつくづく思います。

 

 

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